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えん


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欲しいエプロンがなく、自分のために作りはじめた服作りですが、今では支えて(調子に乗らせて?!)くださる方々のおかげで沢山の服を作らせていただく事となりました。

たった3枚のエプロンとフリルブラウス一枚がハンガーにがらんとかかっていただけの展示会。シーンとした展示会で3枚のエプロンを眺めるだけのわたしを、場所を提供してくださったお店angesのオーナー様にどれだけ励ましていただいたことか…。


写真はずいぶんと長いあいだ支えてくださった方のお嬢様。先日成人式でapron 2をショールとして使ってくださって、記念のお写真にまで載せていただけたそうなのです。 高校生だったお嬢様が「わたし、エプロン2番が着たい!」とおっしゃってくださって、
大人びた雰囲気が持ち味の2番なのでお母さまは「2番は、大人になったらね」と
代わりにミルクアラジンとコルセットベストをオーダーしてくださっていたのでした。 20歳の成人式を無事に終え、
いよいよ2番を着ていただける日が来たと、ご報告も兼ねてお写真を見せていただきました。



なんといいますか…とても美味しいお料理やさんが「おいしい」の言葉1つのためにされていらっしゃるとサラリと仰ったのを聞いたことがありましたが、やっとその感覚が少しは私の中で出来ているのかな?と思いました。 お洋服は食べませんが「おいしい!!」
とつい言葉が出てしまう時の感情を、
身につけた時に持っていただけるような服を作れたら、それは理想のかたちなのだと思います。