‘すてき’という表現が好きでよく使っていたのですが
素(材)に適しているから ‘すてき’なのかな?と・・・
いや、素 敵 だもんな・・・。敵?なんで敵?
もともとはそんな敵対するような表現なのかな?それは良くないなあ。
と疑問に思って文明の力で検索してみました。
江戸時代後期から庶民に用いられるようになった言葉で「並外れた」「とんでもない」様を素晴らしいと表現していて、すばらしくて→勝てない→敵わない ・・・ことを表す言葉となったそうです。
言葉は時の流れと共に変わってゆくもので、そのニュアンスは特に移り変わりがはげしいように感じます。
ここ数年、外国人が知ってる日本語のなかでも急に上位に上がってきている‘かわいい’なんかは私が記憶する限りでも今の‘かわいい’と昔の‘かわいい’ではニュアンスが違うかなと感じます。
ちなみにかわいいは不憫だとか気の毒だという意味を表す言葉だったそうで、気の毒だから助けてあげたい→愛らしいと転じたと言われてるそうです。
古きを温め新しきを知る
古来の文化(言葉)を大切にしつつ新しい文化(言葉)を産みだして行く
なんでもかんでも「かわいい~」と表現する若者にただ眉間を寄せるのではなく
ほほう。新しい文化か。と受け入れる大人になれたら‘素敵’なのかも知れませんね。
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